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金門国立公園管理処と金門県徳孝協進会・中華電信等の団体が共同で沿岸清掃活動を行いました。

日付
2022-09-15

金門国立公園管理処が、園区の各コミュニティとの協力交流関係を強化するため、2022年9月15日の午前中に金門慈堤沿岸にて沿岸清掃活動を行いました。清掃活動には、金門国立公園管理処の従業員、外部委託の清掃員や海を漂うゴミの清掃員の皆様のほか、同管理署がお声掛けした内政部警政署保安警察第7総隊第4大隊金門分隊、金門県徳孝協進会、中華電信股份有限公司金門営業処等の機関・団体・民間企業の方々も参加してくださり、参加人数は約150名にのぼり、合計220キロ余りのゴミを回収することができました。

海洋の生態系の保護は、今や全世界が注目する議題です。特に海洋ゴミは最重要課題であり、金門国立公園管理処管轄内にある海岸線は40.43kmに及び、中国大陸のアモイの九龍江流域のすぐ隣にあるため、海洋ゴミが潮の流れに乗って金門の海岸に漂着しやすい状況にあります。金門国立公園管理処では、海岸線の環境をクリーンに保つため、2014年から毎年約600万NTドルを海洋ゴミの清掃経費として計上しています。2020年には行政院の「海に敬意を」政策に呼応し、関係予算を確保して海岸における海洋ゴミの清掃範囲を拡大し、2021年から財政部国有財産署北区文署金馬事務所と協力し、約255万NTドルの予算を確保して未登録地を清掃範囲に組み入れ、清掃の頻度を上げ、海洋ゴミの清掃に力を入れています。

金門国立公園管理処は、「海岸の清掃活動を通じて、園区内の各海岸を常に清潔に美しく保ち、レクリエーション環境としてのクオリティを高めたい。また、国民にも海洋の生態環境の重要性を意識してもらい、皆で海洋資源を大切にし、我々の子孫の世代にも大自然の貴重な恵みが永続的に循環するように取り組んでいきたい」としています。