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閉じ込められて動けなかったカルガモの雛が元気に成長! 金門国立公園管理処が古寧小学校の教員・児童たちとともにカルガモを自然に放ちました。

日付
2022-08-12

今年(2022年)5月初め、交通部民用航空局金門航空管制区の排水溝の中で、同じ巣のカルガモの雛11羽が身動きの取れない状態にありました。金門県野生動物救援保護協会で3か月世話をしたところ、雛たちは泳ぐこと・飛ぶことを覚え、元気に育ちました。小ガモの可愛い黄色の毛も、今は水をはじくおとなの羽毛に生え変わりました。3羽は自然に放って良いレベルにまで健康に育ったので、今日(12日)、金門国立公園管理処の鄭瑞昌所長、金門県政府建設処の李有忠処長、金門県野生動物救援保護協会の陳淑亭理事長及び古寧小学校の黄芸芸校長と教員・児童が一緒に双鯉湖に放ちました。

カルガモが自然に放たれた後、金門国立公園管理処は、環境教育と野生動物保護に関する広報活動を行いました。カルガモを自然に放つ行事に参加した子どもたちは興味津々で、こんなに近くでカルガモを見たのは初めてだと興奮した様子でした。金門国立公園管理処は、普段から生態系保護活動に関心を寄せ、その普及に協力しているとして、古寧小学校の教員・児童たちに感謝の意を述べました。

金門国立公園管理処は、春夏は鳥類の繁殖期にあたるため、飛ぶ練習をしている雛鳥や巣から落ちた雛鳥を見かける機会が多いけれども、見つけた場合は雛鳥を巣に戻してほしいと呼びかけています。また、そうしない場合も、見つけた雛鳥を安全な場所に置き、親鳥が雛鳥を連れて行くかどうか遠くから観察し、もし親鳥が現れないときや雛鳥が明らかな傷を負っていたり衰弱していたりして人間の介入が必要なときは、金門国立公園管理処(082-313173)または金門県野生動物救援保護協会(082-333587)に連絡してほしいとしています。