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慈湖水域の生態環境保護のため、2020年度の慈湖重要湿地(国定)違法漁網取締及び啓発活動を近日開始

日付
2019-03-25
金門国家公園は、慈湖水域の生態環境保護のため、近日、内政部警政署保安警察第七総隊第四大隊金門国家公園警察分隊と共同で、2020年度の慈湖重要湿地 (国定)違法漁網取締活動を実施する。

金門の西北端に位置する慈湖水域は、元は海湾であり、戦略上の必要から堤防が築かれ、湖となったものである。現在は、閉鎖性の汽水域となっており、水生生物の生育に適しているため生産性が高く、豊かな食料資源をもたらすと共に、鳥類が集まる重要な生息地でもある。国定重要湿地であると共に、金門の「バードウォッチングの楽園」、「生態保育島」とも称えられ、金門地区のエコツーリズムの重要な資源となっている。

慈湖水域の生態環境及び市民の安全を守るため、近日より、内政部警政署保安警察第七総隊第四大隊金門国家公園警察分隊と共同で、不定期に漁網撤去活動を実施する。

金門国家公園からは、水中に漁網を設置して水生生物を捕ってはならず、こうした行為は鳥類の本来の行動を妨害すると共に、食物連鎖にそれまでにはない競争や破壊をもたらし、生態環境を変えてしまうということを改めて市民に伝えたい。皆で金門地区の生態環境に関心をもち、これを保護し、慈湖の豊かな生態資源により鳥類及び水生生物にとって最適な生息環境を実現しよう。