メインのコンテンツブロックにジャンプします

金門国家公園2019年度保護活動研究成果発表会の聴講者募集

日付
2020-06-09
金門国家公園は、各種資源の調査研究の成果を活用し、交流を図るため、2020年年6月17日(水曜日)9:00-12:10に、中山林観光センターの第1視聴覚室において「金門国家公園2019年度保護活動研究成果発表会」を2回に分けて開催する。定員は50名。一般の方の聴講も歓迎しており、QR codeからオンラインで申し込むか、又は電話(082-313177)で申し込みされたい。

2019年、金門国家公園は合わせて6件の調査研究を完了しており、今回は、2回に分けて発表を行う。第1回発表のテーマと内容は次のとおりとなっている。
「金門鳥類の生物多様性の争点と動向の分析(2/2)」は、針對金門の鳥類資源について、現地調査を行うと共に、過去の調査データ、市民による科学的な記録を整理した上で、金門鳥類の多様性及び土地利用の形態について過去20年間の変化の動向、野鳥の種類及び生息地がどの程度脅威にさらされているか、各種野鳥の分布モデル、種の多様性に関する問題点を明らかにする。

「金門国家公園中山林の環境資源の現状調査及び発展のビジョン(2/2)」は、中山紀念林の資源調査を行うと共に、林相改良による森林管理の方向性の転換について検討している。
「近代烈嶼の海外移民及びその文化の伝播(2/2)」では、烈嶼の海外移民を中心に、特に移民が集中した海外居住地であったシンガポールの移民社会の成立、「郷団」や祠廟の運営、家族の移民の記憶等の歴史的プロセスや、各時代の移民達の故郷金門に対する貢献について議論する。
各プロジェクトの代表者は、丁宗蘇教授、王力平先生、江柏煒教授である。
第2回の発表は次のとおりとなっている。
「金門の巣穴で繁殖する鳥類の動態調査及び生息地の造影:カワセミ科の鳥類を例に(2/2)」は、金門島全域のカワセミ科グループの状況を調査すると共に、繁殖のモニタリングを行うことにより、島全域のカワセミ科の繁殖の状況と繁殖活動を明らかにしている。
「2019年度金門国家公園重要・希少植物調査計画」は、金門植物誌において論じられている重要・希少植物について、現在の金門内における分布状況を調査し、重要・希少植物の種類と分布状況の変遷を明らかにしている。

「2019年度金門国家公園重要種モニタリング計画」は、重要な指標動植物グループの状況を観察することにより、園内生態系の変化を明らかにしている。
各プロジェクトの代表者は、袁孝維教授、呂長澤教授、荘西進先生である。


金門国家公園は、毎年の保護活動成果発表会において各プロジェクトの代表者による前年の調査の成果に関する発表を聞き、調査の成果を共有し、意見を交換することにより、市民の皆さんに金門の多様な生物資源について理解を深めていただきたいと願っている。ぜひ、生態保護活動に参加し、活動を広めていただきたい。