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建設庁が旧正月を前に安全な登山を呼びかける映像5本を発表。

日付
2023-01-18

旧正月の10連休を目前にひかえ、多くの人々が休暇中に登山を計画すると思われます。建設庁は旧正月を前に安全な登山を呼びかける新しい映像5本を発表しました。今回、金鐘賞受賞俳優の連俞涵さんに安全登山大使になってもらい、広報ビデオ「高山に憧れる前にパートナーを敬おう」を制作しました。また、著名な女性登山家である詹喬愉さんと再度コラボし、「玉山・南横三山ルート」、「雪覇・志佳陽ルート」、「雪覇・武陵四秀ルート」、「太魯閣・畢禄羊頭縦走ルート」、4つの人気登山ルートの注意事項を伝える広報ビデオを制作しました。これらの新しい広報ビデオには、「登山等の野外活動をする際には事前準備を十分に行い、山を楽しみ、無事に家路についてほしい」というメッセージが込められています。

国家公園による安全な登山を呼びかける広報ビデオ等の情報については、台湾国家公園オフィシャルサイト、Facebookフォロワーページ、YouTubeチャンネル、台湾登山申請ワンストップサービスサイトで閲覧・検索してください。

山林に入るときは、十分に事前準備をしてから出発しましょう。

建設庁によると、昨年(2022)、玉山・太魯閣・雪覇の三大高山国家公園での登山活動の申請を行った人の数は、前年(2021)に比べて47%増え、これにともなって上記区域内で発生した事故件数も45%近く増えたとのことです。事故で多いのは、外傷・高山病・道迷い・滑落です。

また、建設庁は、事故原因を調べたところ、「多くの登山客が山林に潜むリスクを軽視し、不用意に山に入り、突発的な事態に遭遇したときにどう対処・救助したらよいかわからないことから事故にいたっている」ことがわかったとしています。

建設庁は、「出発前に、『国家公園歩道系統レベル』を活用し、自身の結構状態を見極め、自らに適したルートを選び、スケジュール・チーム構成・装備・食料・行程の手配・オフライン地図の用意・災害救助・撤退計画等を含む完全な登山計画を立てる」こと、「出発に先立って、登山活動の進捗を把握し、安全を確保するため、突発事態が起きた際の連絡窓口となる登山経験者を在京留守人員として選任する」ことを呼びかけ、「以上の事前準備を確実に行うことで、スムーズかつ安全に山林での活動ができる」と強調しています。

このほか、建設庁は、人々が日常生活の中で安全な登山に関わる情報にアクセスし、正しい知識を身につけることができるように、今後も引き続き環境教育・広報ビデオ等の各種マルチメディアを通じて、登山における安全意識を高め、国家公園の山林保護に関心を持ってもらえるような取り組みをしていくとしています。

 

出典:內政部営建署(内務省建設庁)ウェブサイト