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鳥よけネットにかかったコミミズクを大自然に放つ-金門国家公園管理処と児童たちの祈りとともに

日付
2023-03-02

今年(2023)2月初めに誤って金門空港の鳥よけネットにひっかかった二級保護類野生動物のコミミズクですが、金門県野生動物救援保護協会に保護された後、自然に返せるレベルにまで飛べるようになったため、今日(2日)、金門国家公園管理処の黄怡平副処長と賢庵小学校小垵湖分校の先生方・児童たちで空に放ちました。コミミズクは皆の祈りを胸に大自然に戻っていきました。

コミミズクが空に放たれた後、金門国家公園管理処は学校で環境教育の広報活動を行い、金門県野生動物救援保護協会の職員が金門でよく見られる猛禽類を紹介し、児童たちに野生動物の救済と保護の重要性を伝えました。参加した児童たちは興奮した様子で、「初めてコミミズクを見た。広報活動を通じて、自分たちと同じ地に暮らす野生動物たちのことを知ることができ、野生動物たちとどのように共存していくべきかを学ぶことができた」と語っていました。金門国家公園管理処は、賢庵小学校小垵湖分校の先生方・児童たちが生態保護の推進に取り組んでくれていることに感謝しているといいます。

金門国家公園管理処によると、金門地区の猛禽類はネットにからまって怪我をする場合が多いということです。このうち、最も被害に遭いやすいのが農地で活動することを好むコミミズクとチョウゲンボウです。これらの猛禽類は主に小型の哺乳動物や鳥を捕食し、田畑にいるネズミ類や小型の鳥類の数を減らしてくれるので、農家にとって役に立っています。金門国家公園管理処は、なるべく鳥よけネットを使わず、猛禽用止まり木の設置等、生態に優しい方法で鳥を追い払うよう呼びかけています。網にかかっている鳥や人の介入が必要な怪我をした鳥を見つけられた場合は、金門国家公園管理処(082-313173)または金門県野生動物救援保護協会(082-333587)までお電話ください。