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金門国家公園管理処では慈湖湿地の生態を守るため、不定期に不法漁網撤去作業を行っています。

日付
2023-03-07

慈湖湿地の生態を守るため、「2023年度慈湖特別景観区不法網具の調査取締および広報活動計画」を展開する金門国家公園管理処は、人為的捕獲を減らして野生鳥類の生息環境を守ろうと、3月7日午後、内政部警政署保安警察第七総隊第四大隊金門分隊と協同して本年度初回の不法網具調査取締を実施しました。

国家級の重要湿地である慈湖は、生態資源が極めて豊富で、毎年秋冬には多くの渡り鳥が飛来し、越冬・越境します。また、金門全体の鳥類の状況を代表するともいえる慈湖の鳥類クラスターを見るために、多くのバードウォッチャーがここを訪れます。しかし、慈湖に仕掛けられる網具が湿地の生態に甚大な影響を与えているという問題があり、金門国家公園管理処では、慈湖湿地の環境を守り、生態資源の永続性を保つため、毎年、内政部警政署保安警察第七総隊第四大隊金門部隊と協同して不法網具の調査取締と行っています。

金門国家公園管理処によれば、国家公園特別景観区にある慈湖湿地では、『国家公園法』第13条第2項の「動物の狩猟または魚類の捕捉を禁じる」とする規定、および、『湿地保護法』第25条第5項の「重要湿地域内において野生動物に対する嫌がらせ・毒物使用・狩猟捕獲・虐待・屠殺を禁じる」とする規定が適用されるということです。また、同処は、湿地の環境資源の永続的に存続・発展させるため、今後も慈湖の重要湿地の巡回・維持活動を強化するとともに、人々に関係規定を遵守し、貴重な湿地の生態を共同で守っていくよう呼びかけたいとしています。