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金門国家公園の劇場貸切上映作品-生態映画『クロツラヘラサギを守る』

日付
2023-04-27

台湾映画史上初となる映画館上映のクロツラヘラサギの生態記録映画『クロツラヘラサギを守る』は、ベテラン生態カメラマンの梁皆得さんが30年かけて日本・韓国・ベトナム・香港・マカオ・中国等で撮影した作品です。ほとんど誰も訪れない秘境から緊張状態にある韓国・北朝鮮の軍事境界線まで、クロツラヘラサギの繁殖地の神秘的な様相を見ながら、生息地が失われつつある問題について考えます。

金門国家公園管轄区域でも主に慈湖・陵水湖等にクロツラヘラサギの生息地があります。2023年のクロツラヘラサギの世界同時調査の統計によると、世界での確認羽数は6,603羽、台湾では4,228羽が記録されています。このうち、金門のクロツラヘラサギについては2022年の29羽から46羽に増えており、金門の生態環境が良好であることを物語っています。皆さんの努力で水鳥たちの生息環境を守り、より多くのクロツラヘラサギが金門を越冬地として選んでくれるようにしたいものです。

クロツラヘラサギの保護活動を推進するため、金門国家公園管理処では、本日(27日)、金獅影城(Golden Lion Cinemax)にて生態記録映画『クロツラヘラサギを守る』の上映イベントを開催します。クロツラヘラサギの重要な生息地、慈湖・陵水湖のある地域から古寧頭コミュニティ発展協会、上庫コミュニティ発展協会、古寧小学校、上岐小学校、金門県の生態保護関連の機関・団体の方々にイベントにご参加いただくことになっています。また、梁皆得監督を会場にお招きし、皆さんと対談していただくセッションも設けております。今回の交流を通じて、クロツラヘラサギの置かれている状況や保護の問題について皆さんに関心を持っていただければ幸いです。