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金門国家公園管理処、山后コミュニティ発展協会、金門県金沙鎮安瀾小学校が共同で海岸清掃活動を行いました。

日付
2023-05-17

金門国家公園管理処では、近隣の各コミュニティとのつながりを強化し、民間団体の力を活用するかたちで、2023年5月17日(水)午前、金沙鎮海宮前沿岸で海岸清掃活動を行いました。金門国家公園管理処の職員、海上浮遊ゴミ回収スタッフ等のほか、山后コミュニティ発展協会、金門県金沙鎮安瀾小学校、金門県環境保護局、金沙鎮役場、台湾電力、国泰生命保険等の機関・団体・民間企業にも協力してもらい、総勢170名が清掃活動に参加し、全体で283.5kgものゴミを回収撤去しました。

海洋生態の保護は現在世界的に注目されている議題で、特に取り組むべきとされるのが海洋ゴミの問題です。金門国家公園管理処管轄の全長40.43kmの海岸やすぐ隣の中国大陸アモイの九龍江流域でもそうです。海洋浮遊ゴミは潮の影響で金門の海外に流れつきやすく、金門国家公園管理処では、海岸線の環境を美しく保つため、行政院の「海に敬意を表する」政策を実施するにあたり、海岸の海上浮遊ゴミ清掃範囲を拡大するための経費を受け、2021年から財政部国有財産署と協力して当処管轄地区の国有非公用地である海岸のゴミ除去に取り組み、未登録地を清掃対象範囲に組み入れ、清掃の回数を増やし、海上浮遊ゴミの回収撤去事業を強化しています。

金門国家公園管理処は、この海岸清掃活動で海岸のゴミを回収するだけでなく、分類してその結果を集計し、海岸清掃活動の成果を安瀾小学校の児童や一般の人々と共有しています。また、統計資料は海洋保護署に送り、海洋廃棄物のモニタリングデータを提供することで海洋汚染研究調査に貢献しています。海岸清掃活動を通じ、憩いの場としての環境の質を高め、子や孫の世代にも大自然がくれた貴重な資産をずっと守っていってもらいたいものです。