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金門国立公園の2021年度高校生向け生物多様性科学教育講座が滞りなく終了

日付
2021-09-23
金門国立公園管理処は、2021年9月18日と19日、「2021年度高校生向け生物多様性科学教育講座」を開催いたしました。中秋節の前夜だったにもかかわらず、地元の高校生15名が熱心に受講され、関係機関のご協力を得て、滞りなく終了できたことをこの場をお借りして深く感謝申し上げます。

2日間の講座では、海洋委員会の徐維駿所長が魅力的な教材を用意し、潮間帯の生物多様性を活き活きと紹介してくださり、受講生は、潮間帯を容易に理解でき、興味が尽きないものとなりました。「古寧頭日記文化工作室」の李佳融代表からは、古寧頭の伝統集落での生活体験と観察についての説明を受け、受講生は、現地の住民がどのように潮間帯の自然資源を活用し、自然環境と共存共栄しているか、昔ながらの知恵を知ることができました。このほか、「金門県野生動物救援保育協会」の黄富榆総幹事からは、怪我をした動物の救護についての講義を受け、受講生は、今後、怪我をした動物を見つけたとき、どのように保護を要請し、緊急対応すれば良いのか、理解することができました。

座学以外にも、受講生は、フィールドワークとして、北山潮間帯を訪れ、生物の観察を体験しました。経験豊かな牡蠣養殖業者が受講生を北山の牡蠣養殖場に案内し、牡蠣の収穫を体験させてくださり、自然の資源を上手く活用した伝統的な現地住民の暮らしとその生活文化の有り様を知ることができました。受講後、受講生達は、生物の観察記録のデータを整理し、話し合い、共有することができたため、生物多様性とはどういうものなのか、より踏み込んだ研究を行うとともに、理解を深めることができました。そして、受講生一人一人に講座の修了書が授与されました。

金門国立公園は、共催者である海洋委員会海洋保育署第十二海洋保育作業所と警備担当の海巡署金馬澎分署第九岸巡隊のご協力で、講座を滞りなく終了することができました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。また、今後も受講生が親戚や友人と共に、地域の暮らしを取り巻く自然環境と生物多様性に関心を持ち続け、2021年の国際生物多様性の日のテーマである「"We're part of the solution #ForNature"(私たち自身が解決の鍵)」に共に呼応して、金門という貴重な美しい島を守ってくださるよう心から期待しています。



受講生は、フィールドワークとして、北山潮間帯を訪れ、生物の観察を体験しました。経験豊かな牡蠣養殖業者が受講生を北山の牡蠣養殖場に案内し、牡蠣の収穫を体験させてくださり、自然の資源を上手く活用した伝統的な現地住民の暮らしとその生活文化の有り様を知ることができました。

受講生達は、生物の観察記録のデータを整理し、話し合い、共有することができたため、生物多様性とはどういうものなのか、より踏み込んだ研究を行うとともに、理解を深めることができました。

金門国立公園は、共催者である海洋委員会海洋保育署第十二海洋保育作業所と警備担当の海巡署金馬澎分署第九岸巡隊のご協力で、講座を滞りなく終了することができました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。