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金門国立公園管理処による「古道探索・丘陵散策-古崗の文化・歴史をめぐる手作り小旅行」、参加者にとって楽しいクリスマスイベントとなりました。

日付
2022-12-26

金門国立公園管理処と古崗地域発展協会の共催で、12月24日、「古道探索・丘陵散策-古崗の文化・歴史をめぐる手作り小旅行」と題するイベントが行われました。地域の観光資源や特色を紹介する内容で、参加者は幾つかのグループに分かれて古崗集落の探索や工芸品の手作り体験に参加しました。合計62名の参加者が古崗集落の伝統文化への理解を深め、地域のお母さんの手料理を味わい、寒さ厳しい冬に心身ともに温まる旅を満喫しました。

金門国立公園管理処によれば、今回のイベントが行われた古崗地域では、1959年に砲塁を構築するとき、魯王の墓と墓誌が発見され、当時、国内外を大いに驚かせたということです。この発見により、歴史の謎とされた南明の魯王と鄭成功の交流が明らかになりました。この地域にある梁山には南明の魯王の手による『漢影雲根』古跡のほか、明代の進士・董颺先(鄭成功の夫人の父)の残した十数もの石刻群があります。同処は、この地を訪れる人々に、ガイドを通じ、美しい自然と素晴らしい文化を感じてもらいたいとしていました。

今回のイベントは、金門国立公園管理処と古崗地域発展協会が共催したもので、参加者は、地域の解説員の案内のもと、古崗地区の『漢影雲根』古跡、董颺先の手による石刻群を鑑賞し、鄭成功の時代から現在にいたるまで当地に残る文化遺跡のロマンに触れました。また、古崗楼・湖畔の遊歩道・楓香林を訪れ、湖と森林、海と空の美しいコントラストを楽しみました。

今回のイベントでは、古崗地域が近年力を入れている養蜂や食農教育に関わる内容も取り入れられました。寒さ厳しいクリスマスイブでしたが、興味深く、わかりやすい解説を聞きながら、大人も子どもも世界でたったひとつとなる芳香蜜蝋プレートを作り、充実した素敵な時間を過ごしました。