まもなく端午節の連休です。金門国家公園管理処発表の太武山の開放登山道は「太武山登山歩道(玉章路)」・「蔡厝登山歩道」・「斗門登山古道」の3路線です。いずれも定期的にメンテナンス管理され、適切な案内表示や里程標が設置されています。ぜひ、これらの開放登山道を利用して登山を楽しんでください。
このところ、太武山秘境探検が人気となっていますが、途中で道を迷う方が時々いらっしゃいます。金門国家公園管理処では、皆様の安全確保のため、開放されている登山道をご利用いただくこと、無理をせず仲間の方と連れ立って登山されることをお勧めしています。太武山は特別景観区にあたります。金門国家公園保護利用管理原則の規定により、特別景観区の特殊な資源を守るため、入山者は登山道または景観地帯を離れてはならないことになっています。また、景観区内では、樹木の伐採や塗料の吹き付け等の森林を破壊する行為、無断で人工物(例:登山用ロープ)を設置する行為は禁じられています。金門国家公園管理処では、上記規定にしたがって太武山の開放登山道に警告標識を設置しています。太武山の開放登山道の範囲から離れて登山に従事し、事故が発生した場合には、国家賠償法の規定により、国は損害賠償責任を負わず、登山者の自己責任となりますので、登山されるときは必ず安全な路線を選択してください。
金門国家公園管理処からの注意喚起です。太武山区の未開放路線で私人が規定に反して設置した登山用のロープや設備が発見された場合、登山者が誤って使用して事故となる恐れがあることから、2023年5月5日に開かれた「太武山開放登山区域検討会議」の結論により、登山者の安全を確保するため、今後、陸軍金門防衛指揮部と共同で巡回確認し、撤去することとします。